ファーウェイを分解して見つかった余計なものとは?HUAWEIに何が起きてる?

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HUAWEI(ファーウェイ)というスマートフォンメーカーをご存知でしょうか?日本ではメジャーではないかも知れませんがスマートフォンではアップルを抜いて世界第2位のシェアを持つ会社で、私も使っているスマホもファーウェイなのですが先日そのファーウェイ幹部が逮捕された事で話題になっています。

 

2018年12月5日、カナダで中国通信機器の大手メーカーHUAWEI(ファーウェイ)の創業者の娘の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕したことを公表。アメリカでは今年8月にファーウェイ製品を政府機関と関連企業が使用する事を禁止する法案ができました。今、ファーウェイとその周りでは何が起きているのでしょうか。

 

HUAWEI副会長逮捕の容疑は?

アメリカは経済制裁を科すイランへ製品を違法に輸出していた疑いで調査をしていましたが、12月5日にファーウェイの副会長の孟晩舟がアメリカの要請でカナダ当局によって逮捕されました。

アメリカ政府はファーウェイを国家安全保障上の脅威とし、アメリカ国内での活動に制限をかけ、また海外の同盟国に対してもファーウェイ製品を使わないようにと警告をし続けていました。

 

ファーウェイは1987年に今の最高経営責任者の任正非(ニンセイヒ)によって創業。90年代に通信網整備に参入し急成長しました。2000年代に入ると携帯電話機器やタブレットの製造販売を始めて現在の年間売り上げ10兆円と世界のスマートフォンマーケットではアップルを抜き、第1位のサムスンに続いて世界第2位にランクインし、日本国内のシェアランキングではファーウェイは5位に入っています。

 

カナダで逮捕されたHUAWEI副会長・孟晩舟

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孟晚舟、1972年生まれ(誕生日非公開)。華中科学技術大学卒業後、国有銀行で1年間働き1993年にファーウェイに入社。入社当時のファーウェイは小さなベンチャー企業で創業者の娘であることを隠し受付嬢としてOL業務からキャリアをスタートさせた。

3年間ファーウェイに務めた後は一旦ファーウェイからはなれ大学院へ進んで会計学を専攻後に復職してファーウェイの財務を担当。

その後の2011年になってようやく任正非最高経営責任者の娘であることが公表されCFO(Chief Financial Officer・最高財務責任者)に就任しました。

それまでの経歴が謎だった事もあり「高卒の叩き上げ」、「4度の結婚歴がある」、「夫もファーウェイ幹部」などのデマや憶測も出回っていましたが2012年の業績予測発表会でメディアの前でそういった世間の噂を自ら否定しました。

 

2018年3月には取締役会入りし副会長職に就任しました。任正非には長男で孟晚舟の兄である任平が居ますが長男ではなく長女が取締役に就任していたことで日本では長女の逮捕、最高財務責任者逮捕と報道されていますが中国では次期トップが逮捕されたという受け取り方をされています。

 

世界で進むファーウェイ排除の動き

ファーウェイ創業者の任正非は人民解放軍出身で軍人だった経歴を持ちます。この事は中国ではよく知られた話でファーウェイは中国政府と繋がりのある企業といったイメージもあるそうです。

そのイメージからファーウェイの通信機器から情報を抜かれるのでは?といった懸念があったがトランプ政権になってからその警戒は加速したと言われています。

 

先月22日にはアメリカ政府が日本を含む同盟国に対してファーウェイの機器を使用しないように求める説得工作を始めていると報じられました。

その理由にはアメリカ政府によると中国政府の影響下にあるファーウェイ製品が高速大容量の第5世代(5G)通信システムが同盟国の重要インフラで普及した場合中国からの通信の傍受など、サイバー防衛上のリスクがあるとの事で機器排除に協力する国には、通信技術に関わる支援拡大も検討しているといいます。

 

各国のファーウェイに対する対応

対イラン経済制裁違反が指摘されている中国企業でファーウェイの競合相手であるZTE(中興通訊)も有罪を受けてアメリカ企業からの部品調達を禁止され主要業務を停止される事態へとなっています。

 

【アメリカ】ファーウェイとZTEの製品を政府機関と関連企業が使う事を禁止する法案を成立しました。

 

【オーストラリア】オーストラリア政府から国内通信事業者に対してファーウェイとZTEの第5世代通信(5G)の設備を導入する事を禁止しました。

 

【韓国】大手通信事業者SKテレコムが5Gインフラ設備のメーカーからファーウェイを除外しました。

 

【ニュージーランド】ニュージーランド政府は国内通信事業者スパークに対して5Gインフラにファーウェイの設備を導入する事を禁止しました。

 

【イギリス】大手通信事業者BTがファーウェイ製品を現行の通信網の基幹部分から除外。5Gでも採用しないと排除を表明しました。

 

【カナダ】司法省が最高経営責任者の娘、孟晚舟ほ逮捕。経済制裁を科すイランへ製品を違法に輸出していた疑い。

 

【日本】日中関係に配慮し名指しを避けるが、「安全保障上の危険が懸念される」として事実上のファーウェイとZTE製品を政府調達から排除に踏み切りました。

 

【ドイツ】ファーウェイを排除しない方針。

 

 

「分解したところ『余計なもの』が見つかった」と日本政府

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www.fnn.jp

政府は、各府省庁や自衛隊などが使用する情報通信機器から、ファーウェイの製品を事実上、排除する方針を固め、同じく「ZTE」についても排除する方向。

2社は、中国政府との密接な関係が指摘されており、機密漏えいやサイバー攻撃を防ぐ狙いがある。

与党関係者は、「政府がファーウェイの製品を分解したところ、ハードウエアに『余計なもの』が見つかった」と話している。

 

余計なものが見つかったと実際に何が見つかったのか政府が明らかにしていないのが気になりますね。日中関係を刺激しないよう名指しはしないと表明しているように、「余計なもの」というあいまいな表現をしてますが分解したらすぐに見つかるような物が入っていたのでしょうか?

本当に何か見つかったのかその事自体も怪しくて、なんだかただの言いがかりのようにも感じますが有力な説は『NPU』というスマートフォン向けのAIです。

スマートフォンのNPUはファーウェイやサムスンが回路を開発しています。アップルのiPhoneにも同様の機能が搭載されていますが、ユーザーごとによく使うコンテンツを学習したり、文字変換の単語使用頻度を計数したり、カメラの画像処理などをCPUに代わって処理します。

NPUを解析した結果は公表されていませんが、セキュリティーの脆弱性をついたユーザーが意図しないコードを実行させる懸念がありハッキングができるのでは?と言われているようですが、セキュリティーの脆弱性とかそういう事を挙げだすとファーウェイに限らず遠隔操作の危険性はあるように思えますがどうなんでしょう。

 

それでは以上、『ファーウェイを分解して見つかった余計なものとは?HUAWEIに何が起きてる?』でした。